データという自社固有の財産をどのように扱えば、クラウドサービスや社内システムの真価を引き出し、収益・信頼の向上につなげられるのか? データ活用基盤構築のポイントを探る。
自社でハードウェア/ソフトウェア資産を持つことなく、ニーズに応じて柔軟に利用できるクラウドサービスが急速に浸透している。特にリーマンショック以降、ITコスト削減を余儀なくされた多くの企業は、いかに効率良くITシステムを運用するかに頭を悩ませてきた。その点、必要なときに必要なだけ使えるクラウドは、「自社のコアコンピタンスにリソースを集中する」という理想をコスト効率良く実現する格好の手段となった。
だが、いかにクラウドサービスが進展しようと、最後まで自社で持ち、運用を考えなければならない重要な資産がある。それは「データ」だ。データはその企業固有の“ビジネスの源”。「いかに効率良くデータを取得し、管理し、組み合わせ、収益に還元するか」という活用サイクルは、ビジネスの流れを知り抜いた自社でなければ考案できないテーマであるとともに、ITシステムの真価を引き出す前提条件でもあるのだ。
ただ、そうした情報流通を実現するシステム間のデータ連携には、数々のハードルが存在する。特に社内システム同士だけでなく、クラウド上のシステムともデータをやりとりする上では、連携プログラムの開発やセキュリティの問題などさまざまな課題がある。とはいえ、ビジネスのスピードが増している今、連携に時間がかかるようではデータがどんどん陳腐化してしまう。ではどうすれば、そうした課題をクリアして真に有効なデータ活用基盤をスピーディかつ柔軟に構築できるのか? その現実解を探る。
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