“設計の工数・コストを本当に削減できる”電子帳票システムのポイントとは?現場に使ってもらえる電子帳票システムの要件

近年、多くの企業が業務効率化を目的に電子帳票システムを導入しながら期待する導入効果を得ることができていない。この背景には何があるのか。今あらためて、業務現場が求める電子帳票システムの要件を探る。

2012年12月07日 00時00分 公開
[ITmedia]

“紙ベースの業務プロセス”からの脱却を阻害するシステムの使いにくさ

 現在、多くの企業が業務効率化を目的に帳票システムを導入している。TechTargetジャパンが2011年11月、会員読者を対象に行ったアンケート「電子帳票システムに関する読者調査」(n=288)でも、「導入済み」と答えた企業は65.8%。「導入前に電子帳票システムに期待した効果」として「業務の効率化」が74.4%を占めた。

 だが「不満だった、期待はずれだった電子帳票システムの機能」についても「業務の効率化」(28.2%)がトップとなり、ユーザーの期待に応え切れていない実態が浮き彫りとなった。この背景には、企業内に深く根ざした「紙をベースとした業務プロセス」を変更することへの抵抗感と、その払拭に至らないシステムの使いにくさ、分かりにくさといった問題があるようだ。

 だが市場競争が激化し、ビジネス展開の規模やスピードも増している今、社内外の業務プロセス連携を支える帳票の電子化はもはや必須のこと。特にエンドユーザーにとってシステムは日常的に使うものだけに、製品選択は日々の業務効率を左右する重要な鍵となる。では業務効率化を実現できない、従来製品にありがちな“使いにくさ”とは具体的にどのようなものなのか? 今あらためて、業務を阻害しない電子帳票システムの要件を探る。


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