導入に多額のコストが必要と思われがちなデスクトップ仮想化。だが、最適な実装手法の選択を通じて導入コストを削減でき、ROIを高めることも可能になる。
デスクトップ環境をサーバ上で集約管理するデスクトップ仮想化が、いよいよ普及期に入った模様だ。IDC Japanのリポート(※)によると、導入率が2012年に20%を突破。2016年には40%と大きな市場の伸びが見込まれている。
※「国内クライアント仮想化市場 2012年上半期の分析と2012年〜2016年の予測アップデート(2012年1月、J12170101)」。
デスクトップ仮想化によって得られるメリットは運用管理の一元化、情報漏えい対策、ワークスタイルの変革など多岐にわたる。デスクトップ仮想化ソフトウェアやハードウェアの進化に加え、これらのメリットの認知が進んでいることがデスクトップ仮想化市場の盛り上がりに起因していると思われる。
ただし、前述のIDC Japanのリポートをより詳しく見ると、デスクトップ仮想化の導入検討時における課題として、「初期導入コストの高さ」と「アプリケーション稼働(動作検証)」が挙げられている。だが、初期導入コストは配備方式の選択によって柔軟性を持たせられる。そのポイントは、ユーザーの業務要件を踏まえた適切な仮想デスクトップの配備にある。さらに、仮想環境へのアプリケーション移行における稼働検証についても有効な対策が提示されている。本稿では、デスクトップ仮想化の導入検討時における課題解決について詳しく解説する。
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