DevOps実践、4つの秘訣 高速リリースを阻む“開発と運用の壁”をどう乗り越えるか?開発・運用ROIを大幅にアップ

市場環境変化に俊敏に対応するために、ビジネスを支えるシステム開発・運用にも一層のスピードと柔軟性が求められている。効率的な開発・運用体制を築くための新たなアプローチ、「DevOps」実践の秘訣とは何か。

2013年07月01日 00時00分 公開
[ITmedia]

DevOps実践のハードルと、真の効用とは何か?

 昨今、「DevOps」という言葉が注目を集めている。DevOpsとは、開発(Dev)と運用(Ops)の密な連携により、アプリケーション開発を効率化し、リリースサイクルを短縮化するという概念だ。近年、経営環境が変化するスピードが増している。これに対応し、各種サービスを支えるアプリケーション開発、リリースを迅速・効率的に行う上で、DevOpsの取り組みが重要性を増してきているのである。

 だがアジャイル開発など、開発プロセスを加速させる取り組みは進展する一方で、開発、運用が部門横断で取り組むテスト、デプロイといったリリースプロセスは依然として手作業で行われている例が多い。両部門のコミュニケーションロスが、開発部門と運用部門、それぞれが作るテスト環境の構築と設定に齟齬を生み出し、時間の無駄やアプリケーションの品質低下につながっている例も少なくない。開発と運用の緊密な連携が求められるリリースプロセスには、リリースサイクルの加速を阻む複数の落とし穴が隠されているのだ。

 では両部門で分断されがちなテストやデプロイといったステップを、全体最適化を進めていく中で1つのリリースプロセスにし、リリースサイクルを加速させてビジネスの競争力につなげるためには、具体的に何が課題で、どう解決すればよいのだろうか? 本稿ではリリースサイクルを短縮化できる4つのツボを紹介。DevOps実現に向けた道筋を具体的に紹介する。


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