現在、企業のバックアップ/リカバリ環境の多くが、データ量の急激な増加や仮想化環境への対応などに追い付かずリスクを抱えながら稼働している。その解決策として注目を集めている製品を紹介する。
TechTargetジャパンが2013年6、7月に実施した「バックアップ/リカバリ環境に関する読者調査」によると、バックアップ/リカバリ対策を「導入済み」と回答した企業は全体で63.6%に上り、「導入を検討中」「導入していない」の回答はそれぞれ12.9%となった。全体の約3分の2の企業が多かれ少なかれ、何らかの形でバックアップ/リカバリ対策を行っていた。
その一方で、バックアップするデータ量は日々増加し、ストレージの追加投資はもはや避けられない状況にある。しかも、データ増大とともにバックアップ/リカバリ時の処理性能の低下が深刻化している。バックアップ/リカバリ対策では「コスト」と「パフォーマンス」が重要視されている。
加えて、バックアップ対象は物理環境だけでなく仮想環境にも拡大。仮想環境と物理環境の違いを考慮した戦略的なバックアップ/リカバリ環境を整備しなければ、企業システムはいずれ破綻するだろう。実は、調査で浮かび上がった「バックアップ処理性能」「コスト」「仮想環境対応」――これら3つの課題を解決でき、多くの企業から高い評価を受けている製品がある。以下で詳しく見ていこう。
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