すぐに移行できないWindows XPを守る「仮想パッチ」という解決策設置するだけでネットワーク全体を保護

さまざまな理由でWindows XPを使い続けないといけない場合のセキュリティ対策をどうするか。これまでのシステムやネットワーク構成を変更せずにセキュリティを高める「仮想パッチ」が有効だ。

2013年11月01日 00時30分 公開
[ITmedia]

 2014年4月9日に予定されているWindows XPのサポート終了で、セキュリティ更新プログラムの提供が終了する。それ以降にXPに脆弱性が発見され、攻撃のターゲットになったとしても、Microsoftからのサポートは期待できない。セキュリティリスクを考慮すれば、早急なOSアップグレードが必要だ。

 しかし、XPマシンの台数や拠点が多くアップグレードが2014年4月に間に合わない、XP対応のアプリケーションのシステム改修が間に合わない、予算確保に時間がかかるなど、対応する企業側にもさまざまな事情がある。まだ安定して使える既存資産を捨ててリプレースをかけるのは難しいという企業の本音もあるだろう。企業によっては、一時的な延命措置として仮想環境にXPマシンを移行して運用するところもあるようだ。だが、仮想化したところでセキュリティのリスクが根本的に解消されるわけではない。

 こうした悩みに1つの解を提案するIPS(侵入防御システム)アプライアンスがある。XP対策はもちろんのこと、物理および仮想環境の総合的なセキュリティ強化にも役立つ同製品のメリットを見ていこう。

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