Linux移行の成功への切り札は、サーバ基盤選びに失敗しないことシステムの「自己回復力」が鍵を握る

企業システムのサーバOSにLinuxを採用する動きが顕在化し始めた。しかし、メインフレームやUNIXからLinuxへの移行を成功させるには、課題が幾つかある。そこで鍵となるのが、適切な実行基盤の選択である。

2014年06月18日 10時00分 公開
[ITmedia]
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 企業システムのサーバOSに「Linux」を採用する動きが加速している。Linuxの普及促進に取り組む非営利団体「The Linux Foundation」が2012年に発表した「Linux 採用動向 2012: 企業エンドユーザー調査」によると、「今後5年間でLinuxを採用する機会が増える」との回答は約8割。また、「今後12カ月以内に、よりミッションクリティカルな業務でのLinuxの利用計画がある」との回答も約7割に上っている。

 その理由としてまず挙げられるのが、Linuxディストリビューションの品質が向上し、技術的な課題が解決されつつあることだ。また、オープンソースソフトウェア(OSS)の特性から、各種の新機能がいち早く実装されるため、その技術優位性の高さも見逃せない。さらに、Linuxの稼働基盤となるIAサーバは、メインフレームやUNIXサーバより安価だ。こうした背景から、Linuxプラットフォームの採用が多くの企業で進みつつある。

 ただし、課題も幾つか残されている。そのため、Linuxの稼働基盤であるIAサーバを的確に選択することが重要となる。企業活動の根幹を支える存在となったITシステムのトラブルは、業務の停止に直結する。その信頼性や可用性を確保するサーバ製品を選択することが不可欠だ。では、どのサーバを選べばいいのだろうか。本稿では、Linuxの利用を巡る企業の動向と、Linuxの利用に最適なサーバ選択のポイントを解説する。


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