“危険な公衆Wi-Fi”が急増、Webサイト管理者は何をすべきか?ユーザーに「安心感」と「快適さ」をもたらすセキュリティ対策が急務

整備が進むとみられている公衆無線LAN。便利な公衆無線LANだが、セキュリティ確保の点では課題がある。Webサイト管理者が見落としがちなその危険とは何か。どう対処すべきなのか。

2014年07月29日 10時00分 公開
[ITmedia]

 多数の人に高速なネットワーク環境を提供するために、公衆無線LAN(Wi-Fi)の整備がさらに進むといわれている。外国人観光客を現状の倍である、2000万人にまで増やそうとしている国の政策が、この背景にある。観光庁が外国人旅行者を対象に実施した調査では、旅行中に困ったこととして「無料公衆無線LAN環境」が最大の課題として挙がっており、公衆無線LANの整備が急務になっている、というわけだ。公衆無線LANのアクセスポイントやその利用者の増加を考慮すれば、Webサイトの閲覧数は現状の数倍に拡大することも考えられる。

 だが、公衆無線LANを使ったWebサイトの閲覧機会が増えれば、潜在的なリスクが顕在化する可能性も高まる。特に普及が進むといわれる無料の公衆無線LANは、誰もが自由にアクセスできるという利便性の半面、大きなセキュリティの問題を抱えているからだ。特にスマートデバイスは、クライアントPCと比べてセキュリティ対策がおろそかになりがちであるため、危険度は高くなる。

 公衆無線LANのセキュリティ問題は、エンドユーザー側の対策だけでは不十分であり、Webサイト管理者側での対策が不可欠だ。その危険とは何か。Webサービスを提供する企業がエンドユーザーを保護するためにはどうすればよいのか。詳しく解説しよう。


提供:合同会社シマンテック・ウェブサイトセキュリティ
アイティメディア営業企画/制作:TechTargetジャパン編集部