VDI構築・運用時における盲点――TCO増大につながるリスクとは?5年のTCOを50%以下に削減した企業例も紹介

急速に導入が進むVDI。しかし、VDI特有のセキュリティ対策や余剰リソース、運用・管理費の負担などでトータルコストの増大につながるリスクがあるのをご存じだろうか。

2014年11月26日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 近年、クライアントPC環境をVDI(Virtual Desktop Infrastructure)に移行する企業が増えてきている。VDIではサーバへアクセス可能な端末さえあれば、ユーザーはいつでもどこにいても自分のデスクトップ環境を利用できる。

 また、ユーザーデータは全てサーバ上で管理して端末には残らないため、クライアントPCを経由した情報漏えいを防ぐこともできる。スマートフォンやタブレット端末の業務利用による生産性の向上やコンプライアンスを重視する企業にとって、VDIのもたらす価値は非常に高い。

 一方、VDI展開時には技術的な課題とともに想定以上のコスト追加対応を伴うことが多い。その理由はさまざまあるが、特に以下の3点が代表例だといえる。

  1. VDI特有のセキュリティ対策
  2. パフォーマンスの低下
  3. ストレージの拡張性

 こうした課題をどう解決していけばいいのか? 以降で詳しく見ていこう。

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