“月に1万7000回のデプロイ”でビジネスの俊敏性を獲得、実践者が語る「DevOps」のリアル「開発スピードと品質の両立」をどう実現する?

「DevOps」はバズワードで終わってしまうのか? 米国では大手企業からも続々とDevOps活用の事例が出ている。国内企業はDevOpsをどう捉えるべきか。実践者へのインタビューからひも解く。

2014年12月18日 10時00分 公開
[ITmedia]

 企業のソフトウェア/サービス開発の部門と運用部門が連携し、1日に数十回というサイクルでソフトウェア/サービスをリリースし改善していく考え方「DevOps」が注目されて久しい。米国では開発、運用現場の「スピードと品質の両立」を目指し、金融などの事業会社でもDevOpsの導入が進んでいる。ある大手銀行ではDevOpsの考えに基づき、1カ月に1万7000回ものデプロイを行い、バンキングアプリケーションの品質向上を行っているという。

 DevOpsは国内でもWeb系企業を中心に導入が進んでいるが、一般の事業会社への導入はこれからだ。ITをビジネスに生かす機会が増え、一般事業会社でもソフトウェア/サービス開発と運用の効率性向上が強く求められている。国内でDevOpsを実践し、効果を挙げている先駆者はDevOpsをどう捉えているのか。DevOpsを導入するヒントとは? 2人に話を聞いた。

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