クラウドの活用メリットを享受できない原因を探るクラウドファーストへの切り札

業務システムのクラウド移行が進む中、クラウドのコストメリットや導入効果を十分に享受できていないケースも見受けられる。クラウド活用の課題を解決するため、これまでとは違う観点に注目する必要がある。

2015年01月13日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 今、エンタープライズITの世界は「クラウドファースト」の時代に突入している。クラウドのメリットが広く認知された結果、企業システムを構築する際にオンプレミスよりクラウドの採用を優先して検討するケースも増えてきた。とはいえ、何でもかんでもクラウドに移行すればいいというわけにもいかない。企業のIT運用ポリシーやセキュリティポリシーによっては、機密性の高いデータやコンプライアンス上重要なデータは、どうしてもオンプレミスに置かざるを得ないという判断に至ることも多い。

 つまりデータの性質や企業ごとのポリシーによって、データの最適な置き場所は異なってくるということだ。その場合、企業は「オンプレミス環境で管理するデータ」と「クラウドで管理するデータ」を別々に管理しなくてはいけないことになる。これでは、クラウドが持つコストメリットやスピード感、スケーラビリティといったさまざまな導入効果も限定的になってしまう。また、オンプレミスとクラウドの間では、互いのデータ連係もままならないため、システム全体の観点から見ると運用効率が低下する恐れもある。

 しかし、クラウド活用にまつわるこうした課題を、これまでにないユニークな視点から突破するソリューションが登場した。その中核に位置するテクノロジーは、サーバでもクラウドソフトウェアでもなく「ストレージ技術」だ。詳しく見ていこう。


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