“危険なスマホ”払拭に「Webフィルタリング」が有効な理由「3つの落とし穴」から学ぶ

Webフィルタリングの保護対象はクライアントPCだけではない。周辺製品との連係で、企業利用が進むスマートデバイスのセキュリティ対策にも生かそうとする動きがある。その具体例を見ていこう。

2015年01月16日 10時00分 公開
[ITmedia]

 Webセキュリティ対策として、端末とWebサイト/Webサービスとの通信を監視、制御する「Webフィルタリング」を活用する企業は少なくないだろう。閲覧するだけで情報漏えいやマルウェア感染といった被害をもたらす悪質なWebサイトの増加に伴い、その重要性は高まっている。

 従来は、企業内のクライアントPCからのWebアクセスが主要な保護対象だったWebフィルタリングだが、ここに来て状況が変化しつつある。その大きな要因が、スマートフォンやタブレットといったスマートデバイスの業務利用拡大だ。モバイルワークによる生産性向上や、在宅勤務といった新たなワークスタイルの導入の切り札として、スマートデバイスには大きな期待が寄せられている。

 一方で、社外での利用を前提とすることが多いスマートデバイスは、社内のセキュリティポリシーによる制御が難しく、クライアントPC以上にセキュリティ対策が難しいのも事実だ。Webフィルタリングベンダーも、こうした状況に手をこまぬいているわけではない。Webフィルタリング製品の完成度を高めつつ、周辺製品との連係を進めるなどで、Webセキュリティにとどまらず、スマートデバイス活用を見据えたさまざまなセキュリティ対策を可能にしようとしている。

 本稿では、Webフィルタリングの進化の一端を明らかにすべく、特にスマートデバイスのセキュリティ対策に注目。セキュリティやコストに関して多くの企業が陥りがちな「3つの落とし穴」を取り上げ、それらに対処するためのWebフィルタリングを中心とした具体策を紹介する。


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