学校でタブレットを有効活用するための必需品ともいえる無線LAN。一方で、学校環境に無線LANを整備するためにクリアすべき課題は多い。具体的にどのような課題があるのか。その有効かつ効率的な解決策は。
これからの子どもたちの教育に「IT」は必須だ。ITの仕組みや使い方について学ぶのはもちろんだが、各教科の学習を効率的に進める手段としても、ITは大いに役立つ。紙の教科書や黒板に加え、タブレットやノートPCを導入し、教科書に出てきた事柄について動画で理解を深めたり、自力でインターネットから欲する情報を探し出したりする形で最新のITを活用する――。こうした授業の在り方が、大学だけでなく高校、中学、さらには小学校でも広がりつつある。
通常の授業をタブレットを使って進める「タブレット授業」では、「どの端末を選ぶべきか」「どのアプリが使いやすいか」といった部分に頭が行きがちだ。だが端末やアプリの種類以上に重要でありながら、見落とされがちな要素がある。それは、端末をつなぐネットワークインフラだ。
普段の生活を見渡すと、企業のネットワークでも家庭でも無線LAN接続が当たり前の存在になっている。駅やカフェなどでも公衆無線LANスポットの整備が進み、スマートフォンやゲーム機などから無線LANを介してインターネットへ容易にアクセスできるようになりつつある。教育機関においても、タブレットからネットワークへ接続するために、無線LAN接続は使えて当たり前の「必需品」になっていくだろう。
だが無線LANは、適切に導入しないと思わぬトラブルを招きかねない。もし無線LAN接続にトラブルが発生し、生徒がネットワークに接続できなくなってしまったらどうなるか。「今日は無線LANの調子が悪いので、自習にします」などという事態が頻発していては、タブレット授業の真価が発揮できるはずもない。ましてや、無線ネットワーク経由でマルウェアに感染したり、校務や成績に関する情報など、学校内の機密情報が漏えいしたりしてしまうと、その影響は計り知れない。
学校において、より堅牢かつセキュリティを確保した無線LAN接続を実現するには、どのような要素が必要となるのだろうか。
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