「Surface Pro 3」が大学教員の“理想的タブレット”である理由講義も学務もこれ1台

もはや初等教育のみならず、大学でも活用が進むタブレット。ただし、その採用に当たっては、大学教員や学生の生産性を低下させかねない落とし穴も存在する。リスクを回避するための対処法とは。

2015年02月27日 10時00分 公開
[ITmedia]

 情報化の急速な発展を背景に、小中高のみならず大学でもタブレットの活用が進みつつある。その理由は明らかだ。タブレットを利用すれば、音声や動画を交えた講義の実践が容易になる。加えて、その優れた可搬性を生かせば、教員が講義室内を回りながら個別指導したり、講義室外でのフィールドワークをしやすくなるなど、講義の幅を格段に広げることができる。

 ただし、大学でのタブレット利用を進めるには、検討すべき課題もある。一般的なタブレットが備えるタッチ操作を前提としたユーザーインタフェースは、直感的な操作が可能という利点があるものの、細かな事務作業には不向きなことだ。講義資料の作成や事務作業には、生産性の観点ではキーボードやマウスが付属する従来型のクライアントPCに軍配が上がる。必然的に、タブレットとクライアントPCと複数台の端末を整備することになる。

 管理者にとってみれば、端末の台数が増えるほど管理負荷が増大する。利用者にとっても、複数の端末を使い分けたり、端末間でデータのやりとりを頻繁にするのは骨が折れる。とはいえ、タブレットの教育における可能性を考えると、こうした負荷だけを理由にタブレットの導入自体を諦めるのはナンセンスだ。タブレットの利便性とノートPCの操作性、そして管理性。こうした相反する課題に対処する現実解を探る。

2-in-1端末こそタブレット活用の“現実解”

 既に述べてきた通り、大学でのタブレット活用における問題の根本には、講義と学務で端末を使い分けなければいけないという現状がある。この点を抜本的に解決する“切り札”と目されているのが、ノートPCとタブレットの両者の特性を兼ね備えた、1台2役の「2-in-1端末」である。

 2-in-1端末は、着脱可能な専用キーボードをそろえたタブレット端末だ。講義室ではタブレットとして、また資料作成に際しては専用キーボードを取り付けて一般的なノートPCとして利用できる。その採用を通じて、端末の使い分けが不要となり、かつ端末間での面倒なデータのやりとりを一掃できる。汎用の外付けキーボードとは異なり、タブレットの本体とキーボードを強固に固定できるので、ノートPCとしても扱いやすい。

 このメリットに着目し、2-in-1端末を提供するベンダーが急速に増えつつある。こうした中、特に注目すべき製品といえるのが、日本マイクロソフトの「Surface Pro 3」である(写真)。品薄状態が続くほどの人気となった前モデル「Surface Pro 2」に続き、学生などコンシューマーにも幅広く支持されている。

写真 写真 タブレットとノートPCの役割を兼ね備えたSurface Pro 3

 Surface Pro 3の特徴としてまず挙げられるのが、使い勝手に優れ、生産性向上を支える本体仕様である。ポインティングデバイスとして、ペン型スタイラスが標準で付属することもその1つ。これにより、画面に手書きで細かい文字を書くなど、キーボード操作やタッチ操作では難しい緻密な操作を可能にしている。

 画面サイズも、9インチ前後が主流の一般的なタブレットより大きい12インチを採用。講義用資料で一般的なA4サイズを原寸表示できる。画面が大きければその分、視認性も高まり、講義資料の作成や事務作業もより快適になる。資料作成が効率化できれば、講義や研究活動といった本質的な仕事に割ける時間も増えるはずだ。

講義だけでなく学務でも役立つ「Surface Pro 3」

 2-in-1端末の学務利用で課題となるのが、その処理能力である。キーボードで操作できるのはいいものの、作業のたびに待ち時間が度々発生するといった状況では、せっかくの高い操作性が台無しになる。とはいえ、一般的なタブレットはノートPCと比べて処理能力の面で見劣りしがちなのも事実だ。

 こうした処理能力にもSurface Pro 3は配慮する。処理の中核を担うCPUには、4個のCPUコアを搭載した米Intelの「Coreプロセッサー」を採用。最新のノートPCにも数多く採用されている同CPUによって、一般的な資料作成から動画編集といった高度な処理までストレスなくできるようにしている。

 既に学務でも広く利用されているWindows端末であることも、大きな利点の1つだ。TechTargetジャパンが2014年11月から2015年1月にかけ、教育機関の会員を対象に実施した読者調査では、WindowsノートPCが講義/授業では62.6%、講義/学務ではそれぞれ78.0%も利用されている(図1)。こうした状況を踏まえると、オフィススイート「Microsoft Office」をはじめ、Windows環境で利用する既存アプリケーションがそのまま利用できるSurface Pro 3の利便性が際立つ。

図 図1 活用中の端末/ネットワーク製品(TechTargetジャパン「教育機関のIT製品導入に関する読者調査」2015年1月版)《クリックで拡大》

 実際、こうした考えの広がりと合わせて、Windowsタブレットの導入に意欲を示す教育機関は増えつつある。上述の調査結果では、講義/授業でのWindowsタブレットの導入を前向きに検討するとの回答は約4割に達する(図2)。

図 図2 今後導入したい端末/ネットワーク製品(TechTargetジャパン「教育機関のIT製品導入に関する読者調査」2015年1月版)《クリックで拡大》

 学務/校務での検討割合は2割台だが、タブレットとノートPCの要素を兼ね備えたSurface Pro 3の周知に伴い、利用機運は確実に高まると考えられる(図3)。

図 図3 Surface Pro 3には、大学など教育機関での利用に耐えるさまざまな特徴がある《クリックで拡大》

学生による相互学習の“場”をWindowsが実現

 教員に多くのメリットをもたらすSurface Pro 3だが、その恩恵を享受できるのは学生も同様である。実際に、Surface Pro 3をはじめとするSurface Proシリーズを学生用端末として選択する教育機関も相次いでいる(参考:教育機関の皆様へ<日本マイクロソフト>)。医療と教育のスペシャリストを多数輩出してきた畿央大学(奈良県北葛城郡)は、その代表格だ。

 2014年から教職員と1回生へのモバイル端末配布を決定した畿央大学では、端末選考を進めた結果、最終的にSurface Pro 2に白羽の矢を立てた。決め手は、学生の97%がWindowsユーザーであり、Windows環境に統一することで学生同士の学び合いを促進し、より深い学習につながると判断したことである。

 日々の通学に適した軽量さと、安心して使用できるハードウェアの信頼性、電源の不十分な教室内でも長時間利用できるロングライフバッテリーも高く評価した。なお、専用キーボードがないタブレットは文字入力の困難さから学習に不向きであり、当初から選考から外したという。

今なら「タイプカバー」とセットで10万円以下

 大学経営にとって予算配分は悩ましい問題である。そのため、Surface Pro 3を高く評価しながら、コスト面で導入に二の足を踏む大学も少なくないだろう。そうした大学に朗報がある。それが、2015年1月20日からSurface Pro 3の法人向け製品ラインアップに、9万円を切る「Core i3 モデル」が追加されたことだ。Core i3 モデルであれば、標準キーボードである「タイプカバー」とセットでも10万円以下で導入できる。

 学生の主体的な学習を促す「アクティブラーニング」、社会問題に対して自ら考え解決していく「PBL(問題解決型学習)」を推進する動きが広がる中、こうした学びの形を支えるタブレットは、大学にとって今後重要な要素となるはずだ。加えて学務への配慮も行き届いたSurface Pro 3は、教員にとっても学生にとっても理想的なタブレットだといえるだろう。

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