ファイルサーバもDR対策も1台で実現する“クラウド一体型ストレージ”の魅力Microsoft Azureと併せて利用したいストレージ

多くの企業は、増え続けるデータ量に対し、ストレージコスト削減やデータ保護といった課題を突き付けられている。安全で最適なデータ管理手法とは? クラウドを活用した現実的なアプローチを紹介する。

2015年03月20日 10時00分 公開
[ITmedia]

 企業が取り扱うデータ量が年々増え続けている。ある調査によれば、世界のデータ量は毎年40%増加し、2020年までには50倍にまで増加すると予想されている。今後2〜3年で今あるデータが2倍にまで膨らむ計算だ。企業はこのデータ急増を受け、幾つかの問題を抱えている。

 まずは、保存コストの増加だ。事前に計画したストレージの容量設計を超えてしまい、計画外のコストを掛けてストレージの追加購入に迫られる企業は少なくないはずだ。段階的にディスクやストレージを追加できるようなシステムを構成している場合は、既存の投資を保護しながら拡張することができるだろう。しかし多くの場合、異なるシステムを統合することになり、システムやその管理が複雑化する。

 バックアップとリストアも悩みの種だ。Tバイトクラスのデータであっても特定のストレージに格納することはできるが、それを安全にバックアップし、正しくリストアするとなると途端に難しくなる。災害対策(DR)として遠隔地に二重化して保存する場合、データの大きさはレプリケーション先の機器コストや転送コストにはねかえってくる。

 クラウドへの保存も課題が多い。Tバイトクラスのデータはアップロードできても、ダウンロードに時間がかかる。災害時の事業復旧に間に合わないことが懸念される。転送時のセキュリティや信頼性の確保も必要だ。

 こうした課題に対する現実的なアプローチとして提唱されはじめているのが「ハイブリッドデータマネジメント」だ。これは、オンプレミスとクラウドのストレージをシームレスに連係し、簡単に管理しようという考え方だ。具体的にはどのように実現するのか、以降で詳しく紹介しよう。


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