“Windowsサポート終了騒動”で見えた、Windows環境の見えざる落とし穴とは?モバイル、ビッグデータ、セキュリティの課題を一気に解決する手段があった

多くのユーザーが使用しているサーバOS「Windows Server」。実はその制限で、モバイル導入、ビッグデータ活用、セキュリティ対策などの課題解決が難しくなる場合がある。理由と解決策を追う。

2015年03月26日 10時00分 公開
[ITmedia]

 2015年7月にサーバOS「Window Server 2003」の拡張サポートが終了する。だが国内には、まだ20万台以上のサーバがOS未移行のままで残っているとの推計もある。このサポート終了問題は、何もOSだけに限った話ではない。2015年8月には「Oracle Database 11g R1」、2016年1月には「Microsoft SQL Server 2005」と、主要なデータベース管理システム(DBMS)も相次いで拡張サポートの終了を迎える。データベースや開発環境に至るまで、システムを構成するあらゆるレイヤーのプラットフォームは、ライフサイクルの呪縛から逃れることはできないのだ。

 多くの企業がシステムのバージョンアップやリプレースに頭を悩ませている一方で、ビジネスの課題も重くのし掛かる。ワークスタイル変革を見据えたITサービスのモバイル展開、データドリブン経営を実現するビッグデータ活用、セキュリティ対策の強化など、システムには新たな要件が次々に課せられている。こうした山積する課題を前に、身動きがとれない状況に陥っているIT部門は少なくないだろう。

 こうした課題を一気に解決するのは難しい、というのが定説だ。だが実は、課題解決を難しくしている原因は、サーバOSとして広く利用されているWindows Server環境ならではの制限に起因する可能性がある。Windows Server環境で見落としがちな落とし穴を整理しつつ、あるべきITシステムのモダナイゼーション(近代化)を成し遂げるための具体的な施策を検討する。


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