デスクトップ仮想化への関心が再燃している。背景にあるのは、IT技術の進化やワークスタイル改革に対する関心の盛り上がりだ。デスクトップ仮想化が企業にもたらす本当のインパクトとは?
「デスクトップ仮想化」は、クライアント端末を利用する場所の垣根を取り払い、オフィスに居なくても仕事ができることを可能にした画期的な技術だ。近年、その利便性が高く評価され、特に東日本大震災を機に企業での導入が相次いだ。
その後、一度は落ち着いたかと思われたデスクトップ仮想化だが、今、利用機運が再び盛り上がりつつある。背景にあるのは、ITにおけるさまざまな技術革新と社会的な要請である。特に後者は、ワークライフバランス(仕事と生活の調和)の実現、働き方の多様化に関するもので、法制面も含めて環境整備が急がれている。
ITリサーチ会社IDC Japanの調査によれば、2014年の国内法人向けクライアント端末仮想化の導入率は既に26.9%に達している。2018年には48.8%にまで上昇する見込みだ。
果たしてデスクトップ仮想化は今後、私たちの仕事環境にどのように普及していくのか。本稿では、ごく近い将来を見据えてデスクトップ仮想化の利用像を探る。
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