MicrosoftがIEサポートポリシーを大変更 「システム改修が間に合わない」を解決する奥の手とは今まさに「アプリケーション仮想化」の出番

2014年に発表されたIEのサポートポリシー変更は、多くの企業にとって不意打ちだった。2016年1月以降は最新のIEへの対応が迫られる中、もはやシステム改修をする時間はない。ではどうする?

2015年06月03日 10時00分 公開
[ITmedia]

 Microsoftは2014年8月に、Webブラウザ「Internet Explorer」(IE)のサポート期限を大幅に変更し、2016年1月以降は各OSにてサポートされるIEのバージョンを1つにし、それ以外はサポート対象外とすることを発表した。簡単にまとめれば、2016年1月以降は「各Windowsに対応した最新のIEに更新しなければならない」ということである。

 この発表は、ほとんどの企業に影響する重大な情報であるが、対応までにわずか1年半の猶予しか与えられていない。情報は公式ブログで公開され、メディアなどへの露出も限定的なため、つい最近まで認識していなかったユーザーも少なくなかった。

 今や、多くの企業において、Webアプリケーションは一般的に利用される重要なシステムの1つである。旧バージョンのIEにしか対応していない業務システムが現役で稼働している組織も多いだろう。にもかかわらず、あと半年ほどで対応しなければならないという危機的状況にある。

 そこで本稿では、ごく短期間でこの問題を解決するための方法を解説しよう。ポイントは「IEの仮想化」だ。

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