サテライトオフィスや在宅勤務の他、働き方に関するユニークな施策を多数打ち出しているSansan。これらの「働き方革新」における課題とその解決策を、同社の推進役である角川氏に聞いた。
モバイルやクラウドといったITの進展に伴い、在宅勤務やサテライトオフィスの活用といった場所や時間に制約されない新しいワークスタイルがぐっと身近なものになった。しかし、その実践にまで踏み込んだ企業はまだ少数派である。新たなワークスタイルを導入した企業でも、当初狙っていた通りの効果が得られている成功例はさらに少ないのが実情のようだ。
ワークスタイル革新の理想と現実のギャップはどうして生まれ、どのように埋めればいいのだろうか。この点に関して、面白い取り組みを続けている企業がある。クラウド名刺管理サービス「Sansan」「Eight」でおなじみのSansanだ。同社は、社内のワークスタイルに関する施策を経営レベルで判断・推進する「CWO(Chief Workstyle Officer)」という役職を設けており、サテライトオフィスの設置や在宅勤務制度の導入、コミュニケーション活性化のための取り組みなど、さまざまな施策を打ち出している。
このような実践が注目され、「ワークスタイル革新」の先進企業との対外的評価を得ている同社だが、こうした施策はそもそも社員の福利厚生やワークライフバランスを第一目的にした施策ではなく、企業成長のための「生産性向上」をクールに追求していった結果、自然と行き着いたものだという。ワークスタイルに対する同社独特の考え方について、CWO 人事部長を務める角川素久氏に話を聞いた。
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