マイナンバーの必需品、サンドボックス製品を選ぶ3つの視点未知のウイルスも検知

マイナンバー制度開始に向け、有効なセキュリティ対策とされる「サンドボックス」。だが、一口にサンドボックス製品といっても多様なベンダーが存在する。機能だけでなく運用も視野に製品を選ぶポイントを解説する。

2015年07月30日 10時00分 公開
[ITmedia]

 2016年から利用が開始される「マイナンバー制度」は、新たな社会基盤として利便性の向上が期待される一方、年金や医療、税などの非常にセンシティブな情報と結び付けられる番号であるため、これまで以上の個人情報保護対策が求められている。本制度では、官庁組織のみならず、全ての企業において従業員のマイナンバーを適切に管理する義務が課せられており、相応のセキュリティ対策が求められることになる。

 そこでにわかに注目を集めているセキュリティ対策がサンドボックスである。マイナンバー制度のガイドラインにおいては、所轄官庁の共用環境において「サンドボックス装置の導入」が「重要」とされている。つまり一般企業でも、マイナンバーのような個人情報の保護において、サンドボックスが重要な役割を果たすということだ。

 しかし理解していただきたいのは、サンドボックスを導入しただけで個人情報が保護されるというわけではないという点である。サンドボックスの特性を理解した上で、適切な構成や設定、運用を行うことが肝要だ。本稿では、サンドボックスの仕組みや特徴、選定ポイントを解説する。


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