「無印良品」を支えるメールインフラ、良品計画によるアーカイブ製品導入の狙いはメールの信頼性向上と関税法への対応

多くのファンを持つ「無印良品」ブランドを展開する良品計画がメールアーカイブ製品を導入し、メールインフラの強化を果たした。同社の狙いやその効果とは? 担当者が語った。

2015年09月25日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 「無印良品」ブランドを展開する良品計画は、シンプルでスタイリッシュな生活雑貨や衣料品で国内外に多くのファンを持つ。

 同社では、社内外のコミュニケーションのほとんどをメールに頼っていた。システム自体はごく一般的なオンプレミスのメールサーバで、メールデータはローカルにダウンロードさせる運用を継続していた。しかし、クライアントPCの故障時や社員の操作ミスなどでメールデータが失われたときの対策が貧弱であることを問題視していた。

 そこで良品計画が検討した施策が「メールアーカイブ」である。ただし導入に当たっては、できるだけ既存システムへの影響を少なくして、運用負荷の増大は避けつつ、将来的には社員自身が復旧できるような仕組みを設けたい。そうした同社の“わがまま”が、どのように解決されたのかを詳しく紹介しよう。


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