普及期に差し掛かっているクラウド。中でもデータの爆発的な増加を背景に利用が急増大しているのがクラウド型ストレージである。果たして、その賢い活用法とは。
ビジネスでのITの重要性が増す中、データの厳格な管理が企業にとって至上命令となっている。そのことは、基幹系データの喪失が事業停止に直結することがあるという事実からも明らかだろう。また、データ活用を通じた他社との差別化や法制度対応のために、オンプレミスでのバックアップ環境の整備に長らく取り組んできた企業は少なくない。
既存の整備法には課題も残されている。オンプレミスのシステムは物理的なハードウェアの導入を伴うため、必然的に導入リードタイムが長引き、整備後の柔軟性も欠けてしまいがちだ。近年の爆発的なデータ量の増大に対する機敏な環境の見直しを困難にすることにもつながる。また、ストレージが大容量化するほど初期コスト、さらに運用コストの増加も避けられない。
これらの解決策として脚光を浴びているのが、必要な容量を外部から迅速かつ低コストで調達可能なクラウドストレージである。「アマゾン ウェブ サービス」(AWS)のオブジェクストレージ「Amazon Simple Storage Service」(Amazon S3)はその代表格だ。
とはいえ、クラウドストレージの利用はまだ緒についたばかり。そのため、利用に戸惑う企業も少なくない。この点を踏まえ、同社ではAmazon S3の利用を支援すべく、パートナー各社との協業を通じて活用領域の拡大に取り組んでいる。本稿では、データのバックアップ/リカバリの支援に向けた取り組みを紹介するとともに、Amazon S3の賢い活用法を探る。
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