TechTargetジャパンは2015年8月、従業員300人未満の中堅・中小企業の会員を対象に「バックアップ/リカバリ環境に関する読者調査」を実施した。調査結果から製品/サービスの導入・検討状況、業務利用の状況などが明らかになった。
TechTargetジャパンは2015年8月、従業員300人未満の中堅・中小企業に勤めるTechTargetジャパン会員を対象に「バックアップ/リカバリ環境に関する読者調査」を実施した。調査結果からは企業の製品/サービスの導入・検討状況、業務利用の状況が明らかになった。本稿では、その一部を紹介する(全ての結果を記載したリポートは、文末のリンクから会員限定で閲覧可能)。
目的:TechTargetジャパン会員の企業における、バックアップ/リカバリ環境の実態や
関連製品の導入状況について調査するため。
方法:Webによるアンケート
調査対象:従業員300人未満の中堅・中小企業に勤めるTechTargetジャパン会員
調査期間:2015年8月3日(月)〜31日(月)
総回答数:134件
勤務先のバックアップ/リカバリ環境の構築状況を聞いたところ、バックアップ/リカバリ環境を構築している企業は68%で、「構築を検討中」との回答が13%、「検討していない」が19%となった(図1)。
「構築を検討中」「構築していない」の回答者に今まで構築しなかった理由を聞いたところ、回答者の39%がバックアップ/リカバリ環境の「導入コストが高い」と回答。「必要性は感じているが、導入時期は未定」が29.3%、「特に必要性を感じない」も24.4%を占めた(図2)。
バックアップ/リカバリ機能を実現する方法を聞いたところ、「バックアップソフトツール」が57.5%。「バックアップ装置」(23.0%)、「ストレージのレプリケーション機能」(8.0%)と続いた(図3)。バックアップ/リカバリ対象範囲としては、基幹系システムではアプリケーションやOSを対象にする傾向があり、情報系システムではファイルや一部の重要データを対象とする傾向が見られた。
現在のバックアップ/リカバリ環境の満足度を聞いたところ、「とても満足している」「ある程度満足している」を合わせると、約60%の回答者が現在の環境に満足していた。「どちらかというと不満がある」「不満がある」の回答者は満足していない理由として、「データ量の増加に対応できていない」「バックアップ処理に時間がかかる」「BCP/DRへの対策が不十分」などを挙げた。
バックアップ/リカバリ環境で重視するポイントとしては、「運用のしやすさ」(72.2%)、「バックアップ処理時間」(68.4%)を挙げる回答者が多く、「リストア処理時間」「システムの安定性・可用性」「費用対効果」と続いた(図5)。
その他、回答者の詳細な属性や、バックアップ/リカバリ環境を構築することになった目的やきっかけなど、本稿で紹介できなかった内容も含めた調査リポートの完全版を提供している。以下から詳細なアンケート結果が無料ダウンロードできるので、ぜひ確認していただきたい(TechTargetジャパン会員限定)。
提供:アイティメディア株式会社、Arcserve Japan合同会社
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