「クラウドを使って大丈夫?」という企業に教えたい、クラウドメールサービスの新条件クラウドメールは“みんな同じ”じゃない

今後急増するメール転送量に耐え得るソリューションとして注目のクラウドメール。ビジネスでの利用に耐えうるために必要な条件を考える。

2015年12月15日 10時00分 公開
[佐野正弘TechTarget]

 メールサーバをオンプレミスで運用している企業は依然として多いが、大容量メールの扱いが多くなるにつれてメールサーバに掛かる負担は非常に大きなものとなっている。そのため、メール配送が集中すると、遅延が発生してしまうことも少なからず起きている。

 メール取扱量の爆発的な増加に伴う問題を解決する1つの重要な要素がサーバの性能強化だ。しかし、処理能力の高いサーバを増設するにはコストが掛かる。「コストを節約するためにメール配送量の増加に合わせて小刻みにサーバを増やす」とはいかない。

 こうした問題を解決するために企業での導入が進んでいるのが、クラウドメールサービスだ。サーバのリソース管理をクラウドベンダーに任せられるので、企業のコストや運用管理の負荷を増やすことなく導入できる。一方で、「クラウドメールサービス」と聞くと、サーバが自分の目の届かない所に移ってしまうため、セキュリティなどに対して不安感を抱く人もまだまだ多い。

 クラウドメールサービスの導入を現在検討している企業だけでなく、既に運用している企業でも、セキュリティについて不安の声が上がることがある。

「クラウドメールサービスは“どこまで安心して”利用できるものなのだろうか?」を考える。


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