SSD選びの鍵は性能だけではない、「次世代SSDストレージ」の要件とは?求められるのは“総合的な性能向上”

高パフォーマンスで注目されるSSDだが、実際にシステムで使うことを考えるとその他の要素も重要になる。コストや拡張性、既存システムとの親和性など気になる点をどう解決すべきか。スペシャリストに聞いた。

2016年02月24日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 企業が扱うデータ量が増えるにつれ、ストレージの性能向上はますます重要な要素となりつつある。急速なSSD(ソリッドステートドライブ)技術の進化でデータへのアクセススピードに注目が集まりがちだが、次世代型SSDストレージの本懐は、そのSSDのポテンシャルを最大化する、コストや運用性などを含めた“総合的な性能向上”ではないだろうか。

 実際、最近実施された「ストレージの選択に関する調査」(※)によると、選択基準で重視することとして「容量の拡張性」「機能」「既存システムとの整合性」がトップ3となったが、これはSSDが一般的になる前から変わっていない。つまり、単なるスピードではなく、将来を見越した「データ容量の拡張性」や、現状にフィットした「既存システムとの親和性」、そして管理やバックアップの効率化を含めた「コストパフォーマンス」など、“現実的な解”としてみた時の総合力に注目が集まっているというわけだ。

 そこで、そうした次世代型SSDストレージに求められる要件と、それを満たすための技術的な解決策について、デルの APJエンタープライズ・ソリューション/アライアンス セールスエンジニア 守田一也氏にお話を伺った。

※2015年10月 デルによる調査

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