標的型攻撃をはじめとするサイバー攻撃がビジネスへ与える影響は甚大だ。こうした中、企業の経営陣はセキュリティ対策にどう向き合えばよいのだろうか。就任直後のシマンテック社長に聞いた。
情報セキュリティを取り巻く環境は大きく変化している。旧来の「壁を高くし、侵入をゼロにする」手法、つまり防御に焦点を当てたセキュリティ対策は、巧妙化する標的型攻撃に対しては完璧ではない。実際、昨今はさまざまな実被害も明るみに出ている。
進化する攻撃者の手口の前では、セキュリティ対策は後手に回り続けるのだろうか。これは企業の経営者にとっても大きな課題であるはずだ。2016年1月にシマンテックの代表取締役社長に就任したばかりの日隈寛和(ひぐま・ひろかず)氏に、標的型攻撃に対して経営陣がどう向かい合うべきかを聞いた。
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