クライアント端末を狙ったサイバー攻撃が後を絶たない。そのためのセキュリティ対策としてデスクトップ仮想化は有用だが、自社でシステムを運用するには負荷が高い。そんな企業の救世主となるのが「DaaS(Desktop as a Service)」だ。
今、日本は、サイバー犯罪者の標的の的になっている。被害が表面化していない場合や、攻撃自体に気付かないケースも含めれば、相当数の日本企業が何かしらのサイバー攻撃を受けているといえるだろう。
攻撃の手口には、「標的型メール攻撃」によって添付ファイルを開かせウイルスに感染させようとしたり、閲覧するとウイルスに感染するWebサイトへ誘導しようとするなど、エンドユーザーの操作ミスに付け込むものが多い。また、ノートPCの紛失や盗難が情報漏えいにつながる例も依然として見受けられる。
こうした背景から、エンドユーザーの利便性を保ったままクライアント端末の利用形態を抜本的に変え、高いセキュリティを実現する「デスクトップ仮想化」が脚光を浴びている。
だが問題は、デスクトップ仮想化をどのように実現するかだ。デスクトップ仮想化は非常に大掛かりなシステムになりがちで、サーバやストレージだけでなく、ネットワークまで含め、総合的な最適化が必要となる。構築・運用負荷の高さから諦めてしまう企業も少なくない。
そこで注目したいのが、デスクトップ仮想化をサービスとして利用できる「DaaS(Desktop as a Service)」である。本稿ではセキュリティ対策としてのDaaSのメリットおよびDaaSを選定する上でのポイントについて解説する。
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