オールフラッシュストレージを採用した次世代クラウドサービスを導入する企業が増えている。オールフラッシュストレージを全面的に採用した目的とその選択基準について現場の担当者から実践に即したアドバイスを聞く。
次世代クラウドサービスのユーザー企業は、自分たちが望む利用目的や用途、SLA(サービス品質保証)要求に合わせて「ストレージ容量」と「ストレージI/O性能」を自由に選択できることを期待するようになってきた。ストレージ容量とそのI/O性能のスケーラビリティを確保することで、基幹システムから小規模な業務システムまで、エンタープライズクラスの要求に幅広く応えることができる。次世代クラウドサービスベンダーにとって、この戦略を推し進めることは必然といえるだろう。
特に、複数のテナントを収容するクラウドサービスでは、ストレージのI/O性能はベストエフォート型にならざるを得ない。このような制約下にある場合、選択する側のユーザー企業としては、「ストレージI/O性能保証」を実現しているサービスに注目することになる。
クラウドベンダーの視点において、ここで重要になるのが、多くのユーザーを収容しながら、高負荷時でも決められたI/O性能を維持できるストレージ製品だ。そのためには、高負荷時でもI/O性能を維持できるテクノロジーに対する理解も必要になる。競争の激しいクラウド市場において、どうすればサービスの競争力を高めることができるのだろうか。最前線で活躍するキーパーソンに詳しく聞く。
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