HDDのI/Oボトルネックを解決する方法として注目を集めるフラッシュストレージ。多くの製品選択肢があるが、フラッシュメモリの特長を最大限に生かしきれていない製品もある。それぞれの特徴を知り、選択眼を養おう。
企業のデータ基盤を構成する主要コンポーネント「HDD」はコモディティー化が進み、低価格・大容量化が進んでいる。しかし、過去10年間のサーバやネットワークの高速化と比較すると、HDDの高速化は足踏み状態だ。頻繁なデータアクセスや多量のデータ処理が必要なシステムでは、HDDのI/Oがボトルネックになり、ITシステム全体の性能低下を招く場合が散見される。
このI/Oボトルネックを解決するための方法として注目を集めるようになったのが、半導体フラッシュメモリであり、フラッシュストレージシステムだ。だが、フラッシュストレージシステムにもいろいろ種類がある。自社のコストとニーズにマッチする製品を選ぶことはもちろんのこと、中にはフラッシュメモリの特徴を最大限に生かし切れていない製品も存在するため、選択前に十分な選択眼を養う必要がある。
そこで本稿では、フラッシュストレージの特徴を3つの種類別でまとめるとともに、それぞれを採用する際の注意点を解説する。
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