「SSDはHDDよりも割高」は過去の話――SSD中心のストレージ選びで外せない4要件とは今やフラッシュアレイは企業のスタンダード

SSDがHDDに比べて割高というのは過去の話だ。今後企業ではSSD中心のストレージ構成が主流となる。だが、長年使用してきたHDDと等しく信頼性などの要件は満たせるのか。企業利用に適したフラッシュアレイの要件とは。

2016年04月27日 10時00分 公開
[ITmedia]

 SSDをはじめとしたフラッシュアレイが、「高性能だが高額なため、アクセス頻度が高く、応答性能の求められるTier0アプリケーションに限った利用でなければ費用対効果が合わない」というのは、もはや一昔前の考え方だ。最近では性能単価だけでなく容量単価もHDDに迫りつつある。

 このように価格が手頃になったことで、従来はフラッシュアレイをストレージ構成の1パターンとして捉えてきた企業にとっても、フラッシュアレイを前提とした構成が現実的な手段になってきた。どのような業種や業態、組織規模であっても、もはやフラッシュアレイは特殊な要件ではなくなりつつある。

 では、フラッシュアレイを選ぶ際にはどのような点に気を付ければよいのだろうか。HDDとは比較にならないほどの性能を示すとはいえ、安ければよいというものではない。HDDで長年にわたって培われてきた信頼性は、フラッシュアレイでも担保されているのだろうか。将来的なニーズに耐え得る柔軟性と拡張性を持っているだろうか。

 本稿ではフラッシュアレイの選定ポイントについて、詳しく解説しよう。

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