500TB使う“だろう”から500TB買うは時代遅れ、将来を想定したSDS環境とはケーススタディーから考えるSDS

増え続けるデータに対してニーズが増える「SDS」。だが、いざ実装しようとしても、さまざまなソフトウェアや方法が存在する。どのように実現するのが良いのか、ケーススタディーから確認する。

2016年05月10日 10時00分 公開
[ITmedia]

 通信キャリアやサービスプロバイダー、ネットワークゲーム事業者など、極めて大規模なデータを扱う企業を中心に、「SDS(Software Defined Storage)」への感心が高まっている。高額になりがちな専用ストレージではなく、安価なコモディティサーバの内蔵ディスクをソフトウェアで制御して、巨大なスケールアウト型のストレージプールを構築したいというニーズが増えているのだ。

 2020年までに、地球上のデータ総量は40Z(ゼタ)Bまで膨れ上がると予測されている。数年後には、一般の企業でも今とは比べものにならないほどのデータを抱えていることだろう。SDSへのニーズは特定の事業者にとどまらず、あまねく高まっていくはずだ。

 SDSの実装としては、無償のオープンソースソフトウェアから巨大なストレージを対象とした商用ソフトウェアまで、性能や運用性、技術的難易度が異なるさまざまな方法がある。SDSによって何を実現したいのか、どういったメリットを求めているのかという点をはっきりとさせた上で、自社に最適なソリューションを選定することが重要である。

 そうした検討に際しては、SDSによってIT部門の業務がどのように変化するのか、各社はどのような目標を持ってSDSに取り組んでいるのかといったケーススタディーが役立つことだろう。そこで本稿では、ケーススタディーを紹介しつつ、SDSのメリットを考える。


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