システムを作った人が退職や異動などして、システムの変更やメンテナンスができなくなることは少なくない。専門知識不要でその問題を解決する手法がある。
企業の中の業務部門において大抵何人かITに詳しい人がいて、 表計算ソフトのマクロやデスクトップデータベースソフトを駆使し、ちょっとしたシステム化によって業務の効率化を図っているケースも多いだろう。しかし、そういった個別のシステムがあちこちで使われていると、クライアントPCの入れ替えやオフィスアプリケーションのバージョンアップ、そのシステムを作った人の異動や退職などで、「システムが動かなくなってしまった……」「変更やメンテナンスができなくなってしまった……」という話をよく聞く。
そんな時、最終的に頼られるのが情シス部門だ。仕様書も残っていない、他人が作成した昔のプログラムを読み解いて、今の業務で使えるように修正していく作業は、高いITスキルをもつ情シス部門しか対応できない。しかし「他にも仕事は山のようにあるし、そんなこといちいちやっていられない」というのが、偽らざる本音ではないだろうか?
そこで今回は、柔軟でメンテナンス性の高い、長く使っていけるシステムを表計算ソフトやデスクトップデータベースソフト、プログラミングなどに頼らず構築できる"手法"を紹介する。この手法を使えば、業務部門からの依頼で情シス部門が忙殺されるようなことがなくなるだけでなく、最終的には業務部門が自分で問題を解決できるようになる。その画期的な手法を導入に成功した企業の事例も交えながら、詳しく見ていく。
※本稿は、キーマンズネットからの転載記事です。
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