「通信トラブルの半数が物理ネットワーク」、ITインフラ品質をどう担保する?ネットワークは企業の命を支えるインフラ

クラウドやビッグデータなど、多くのIT技術がビジネスで使われているが、それらは全て物理層のネットワークで支えられている。品質を担保した状態で、適切にネットワークを稼働させるにはどうすればいいのだろうか。

2016年06月23日 10時00分 公開
[ITmedia]

 モバイルデバイスや仮想化技術、クラウドサービス、ビッグデータ、IoT/M2Mなど、昨今の企業を取り巻くIT環境は急激な進化を見せている。それと同時に、そうしたITインフラがビジネスにとって欠かせない、極めて重要な位置を占めるようになった。ほんの数年前までは“ビジネスを効率化するIT”であったものが、今や“ビジネスの成否を左右するIT”へと変ぼうしている。

 ITが期待通りにビジネスへ貢献するためには、デバイスやアプリケーションが適切に稼働することが必要である。そこで重要になるのが、それらを支える物理インフラだ。データセンターや企業のIT管理者は、物理ネットワークが適切に稼働している前提で、さまざまなサービスを開発したり、運用したりしているはずである。

 この物理ネットワークを安定稼働させるために欠かせないのがネットワーク配線システムの試験だ。配線敷設事業者は、適切な敷設工事ができたかどうか、また規格通りの性能を発揮しているかどうか、正確な試験機器を用いて、分かりやすくレポートする義務がある。またデータセンターや企業の担当者も、敷設事業者に任せっきりにせず、試験のレポートを精査して承認する義務がある。

 本稿では、最新のITを支える物理ネットワークを構築するための試験について、最適な方法を紹介する。


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