日々の運用からSDNまでを視野に、管理者に優しい機能が満載のセキュリティアプライアンス「安定稼働」と「柔軟性」を両立

昨今はネットワーク/セキュリティ製品においても、他のITインフラ同様に「ビジネスの変化に応じた柔軟性」が求められる。この要件を満たし、運用管理者にとって安心かつ安全な運用を支援するセキュリティアプライアンスとは。

2016年07月13日 10時00分 公開
[ITmedia]

 ITがビジネスを進める上で欠かせない要素となればなるほど、ITにはビジネス上の要請や環境変化に応じた迅速な変化が求められる。それはソフトウェアだけではない。最近では「Infrastructure as Code」という言葉が登場するほど、ネットワークやセキュリティを含むITインフラにも、サービスやアプリケーションの変化に応じた柔軟性が求められるようになっている。従来のように、機器の調達や設定に何日も何週間もかけて……というペースでネットワークを構築していては、ビジネスニーズを満たせない。

 さてセキュリティアプライアンスは、そんな「俊敏なインフラ」「柔軟なインフラ」にどれだけ対応できるだろうか。サービスの拡張に合わせて迅速に設定して必要な機能を追加したり、逆に試してみてうまくいかない場合はすぐに元の状態に戻したりといったことが簡単にできなければ、これからのニーズに応えられるとはいえない。

 恐らく中長期的に見れば、ファイアウォールや不正侵入検知といったさまざまなネットワークセキュリティ機能を仮想化し、仮想マシンの増減に応じて自動的に組み合わせ、提供する方向に向かうことだろう。その方向性に合致する考え方に、ネットワーク機能を仮想化して汎用サーバで利用可能にするNFV(Network Functions Virtualization)がある。ただ、なにぶんNFV関連技術はまだ成熟したとは言い難い。ITインフラに求められる最も重要な要素である「安定稼働」という面では不安が残る。

 変化に迅速に対応できる柔軟性と、インフラとしての安定性。この相反する2つの課題を両立する術(すべ)はないだろうか。


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