「インターネット分離」「内部対策」をVDIで実現するときの“逃れられない課題”とはVDIの導入だけでは不十分

セキュリティ対策を強化するための手段として再注目の動きがある「VDI」。だがVDIを導入すれば全ての問題が解決されるわけではない。課題と解決策を解説する。

2016年08月24日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 これまでのセキュリティ対策だけではサイバー攻撃を防ぎきれない――そんな事実を受け入れるときがきたようだ。「サイバー攻撃の巧妙化」は何年も前から言われ、企業の対策強化が進んでいるにもかかわらず、またしても大規模な情報漏えいのニュースが駆け巡った。もはやインターネットと社内LANとの間にセキュリティ機器を置くだけの、従来型アプローチは限界を迎えている。今までとは違ったアプローチが求められているのだ。

 こうした中で注目度が高まりつつあるのが、インターネット接続環境と業務システムのネットワークを分ける「インターネット分離」と、脅威の拡散を防ぐ「内部対策」だ。インターネット分離によって業務システムへのマルウェア感染を可能な限り防ぎ、仮に感染を許しても、内部対策によって影響範囲を最小限にとどめることが可能になる。

 インターネット分離を効果的かつ効率的に実現する手段として「仮想デスクトップインフラ」(VDI)を採用する動きがある。だが内部対策を考えると、VDIの導入だけでは解決できない技術的な課題がある。VDIが抱える課題と、その解決策を示そう。


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