みずほ銀行では、近年、コグニティブロボットによる「人とロボットのおもてなし」や、コールセンター業務へのIBM Watsonの活用を進めている。このような先進的な取り組みから、人工知能によるビジネス革新の可能性を探る。
FinTechなどの取り組みを行うみずほ銀行は、近年、コグニティブ(認知)コンピューティングの活用にも力を入れている。その先進的な事例の1つが、人工知能の「IBM Watson」(以下、Watson)と人型ロボット「Pepper」を用いたコグニティブロボットだ。
フラグシップ店舗で稼働するPepperは、顧客を検知して能動的に情報を提供するだけでなく、文脈を理解した上で、不完全な質問にも自然に対応する。さらに、会話の情報を動的に生成し、宝くじのキャリーオーバーの金額などの最新情報も提供できる。これらは「従来のPepperではできなかったこと」で、Watsonとの連携がもたらした効果だ。
また、コールセンター業務でもWatsonのサポートを受けたオペレーターが顧客への応対を行っている。当初、Watsonの正答率は約6割だったが、機械学習により「現在は約9割まで精度が高まっている」という。本コンテンツでは、みずほ銀行の事例に加え、人材マッチングにWatsonを活用するフォーラムエンジニアリングの事例を紹介する。
※本Webキャストは2016年5月24日から5月26日に開催された「IBM Watson Summit 2016」の内容を収録。
2016年5月24日から5月26日に開催された「IBM Watson Summit 2016」は、よりよい顧客体験の提供、意思決定の品質向上、そして新しい価値創出を支援するため、コグニティブ時代を見据えた新しいテクノロジーによるビジネスへのアプローチと具体的な方法を提案するイベントです。経営課題、お客さまの役割別などの視点から、豊富な事例やデモを交えてご紹介します。「IBM Cloud Online Seminar」では、同イベントのバーチャルショールーム版を公開中です。
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