モバイルだから広がるワークステーションの可能性をレースカー開発現場で知るムーンクラフト開発者が選んだ“マシン”がこれだ

膨大かつ綿密な数式を操り「流体力学的に美しい」フォルムを生み出すカーデザイナーが1台のモバイルワークステーションに出会った。勝つために彼が熱望したマシンとは?

2016年09月30日 10時00分 公開
[大原雄介]

 マシンのパフォーマンスが仕事のパフォーマンスを決定する場面は多い。数秒でも処理時間が長いだけで生産性を下げ、それが収益向上の妨げにもなってしまう。マシンの反応速度が“ちょっと遅い”だけで作業する人の集中力を分断し思考の積み重ねを崩してしまう。

 それが故に、開発設計といった「アイデアを生み出す」現場では道具たる“マシン”にこだわる。レーシングカーの設計と開発を手掛けるムーンクラフトの竹林康仁氏も“道具にこだわる”1人だ。

 静岡県御殿場市にあるムーンクラフトといえば、4輪レースが好きな人には有名なメーカーだ。実験と検証を経てさまざまな車体デザインや、カーボンファイバーを利用したボディーや車載パーツを生み出し、そして、レース活動にも取り組んでいる。

 このように、「走る車」に徹するムーンクラフトの業務は多岐にわたる。いずれの業務でも3Dモデリングやデータ変換に膨大な演算処理を必要とするため、デスクトップタイプのワークステーションを利用しているという。

 ただ、竹林氏のワークフィールドは設計室だけにとどまらない。実験室から開発パートナーのオフィスまでと会社の外にまで広がっている。いつでもどこでも高い演算能力を必要としている竹林氏にとってモバイルワークステーションは必須の道具だ。

 その竹林氏があるマシンの存在に気が付いた。そのマシンはインテルで初めてのモバイル用ワークステーション向けCPUを搭載したことで、高い処理能力を発揮しながらも、かつてのUltrabookに相当する薄くて軽いボディーを実現した。

 性能もデザインも高いレベルで実現したワークステーションに「速くて美しい」レーシングカーを開発する竹林氏は何を期待するのだろうか。その現場に密着する。


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