環境を選ばず、使いやすくなった最新アプリケーション基盤とは?要件やニーズに合わせて選択可能なJava EEランタイムとクラウドサービス

「SoR」「SoE」などのアプリケーションのタイプ、オンプレミスやクラウドといったインフラの種類を問わず、さまざまな環境で利用できるアプリケーション基盤の具体像とは。

2016年09月30日 13時00分 公開
[TechTargetジャパン]

多様化するシステムインフラにどう対処するか

 新しいアイデアに基づいて迅速にアプリケーションを開発し、継続的にデリバリー(配布・展開)していくイノベーションのスピード。安定性や信頼性、サービスレベルを重視し、長期間かけて構築していくオペレーションのスピード。これからの企業には、こうした異なるスピード感を持つ2種類のアプリケーションを互いに連係させ、価値ある情報を提供していく仕組み作りが求められる。

 アプリケーションだけでなく、その稼働を下支えするシステムインフラも多様化が進んでいる。特に最近ではクラウドサービスが普及し、インフラ整備の迅速化が可能になった。さらに最近ではコンテナ管理ツール「Docker」の登場でコンテナ技術が普及しつつあり、主要なクラウドサービスがコンテナ対応を打ち出し始めている。

 特に開発やデリバリーに高いスピードが求められる「SoE」(System of Engagement)と呼ばれるアプリケーションについては、こうした新たなシステムインフラがぴったりと合う。一方で安定性や信頼性を重んじ、かっちりとした方法で構築されてきた「SoR」(System of Record)と呼ばれるエンタープライズアプリケーションについても、クラウドサービスを中心とするこうした新しいシステムインフラへ移行する動きがある。

 ただし、こうした新しいシステムインフラへ、全てのアプリケーションを一気に移行することは現実的ではない。多くのユーザー企業にとっては、従来のオンプレミス環境とクラウドサービスを組み合わせた「ハイブリッドクラウド」など、複数のシステムインフラを組み合わせた複合型環境が現実的な選択肢となるだろう。

 システムインフラの選択肢が広がる今、どのようなシステムインフラであっても、またどのようなスピード感を持つアプリケーションであっても、確実に稼働できる環境が求められている。その具体策を見ていこう。


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