さまざまなデータ分析ワークロードを支援するために、ITインフラ運用はオーバープロビジョニングと容量をより多く確保する形で進んできた。その結果、リソース使用率の低下といった問題が生じ、近年ではリソースの組み立てからITインフラを見直す動きが見られる。
IT部門にビッグデータ分析のようなワークロードを支援する役割が与えられたことで、ITインフラの運用はオーバープロビジョニングと容量をより多く確保する方向へと進んできた。その結果、ITインフラにおけるリソースの使用効率は低下し、設備投資費の無駄も増大しつつあるという。
そこで、近年はこのような無駄をなくし、より多くのリソースを分析ワークロードに投入するため、リソースの組み立てそのものから見直す動きが見られる。それが、サーバ、ストレージ、ネットワークインフラを柔軟に構成・再構成できる「Software Defined Data Center(SDDC)」のアプローチだ。
SDDCは、任意のアプリケーションに合わせて、コンピューティング、ストレージ、ファブリックリソースの可変的なプールを構成するため、リソース使用率を最大限に高め、運用の複雑性とコストを低減することができる。本コンテンツでは、さまざまな分析ワークロードに自在に対応するリソース管理の仕組みとSDDCの導入効果について解説する。
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