ストレージにフラッシュが使われるようになり、2つの大きなトレンドが生じている。「オールフラッシュ」と「ソフトウェア定義」の流れだ。大手ベンダーはそれぞれに向けた製品ラインアップを提供しているが、果たして今後どのような展開を見せていくのだろうか。
媒体がディスクからフラッシュに移行したことで、ストレージの大きなトレンドは2つに分かれている。1つは入出力パフォーマンスを重視したオールフラッシュ化の流れ、もう1つはソフトウェア定義技術により低コストやサービス提供の迅速さを目指す流れである。どちらも技術の発達が著しい分野であり、今が普及段階にあるという点でも共通している。
この2つの大きな潮流は、ユーザー企業が求めている方向性を示すものでもある。ストレージベンダーの中には一方に特化したところもあるが、大手は各ラインアップの拡充を続けている。技術的には共通点が多くないと思われる2つの潮流の中で、ベンダーはどのような製品戦略を展開していくのかが、ユーザーとしても気になるところだ。
本コンテンツは、この2つの大きな潮流に向けた大手ベンダーのストレージ戦略や、それぞれの潮流に向けた製品ポートフォリオの概要や特徴などを紹介したものだ。機能や性能、価格、サポートなど製品の優位性だけでなく、シェア動向からユーザーの支持が高まっていることが示されている。
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