「VDIは高価で難しい」は誤解? 簡単&スモールスタートのための手法とはクライアントからサーバまで、構築から運用までをトータルで考える

今後も高い需要が見込まれるVDIだが、システムの複雑さや構築・導入の難しさで、及び腰になるユーザー企業も多い。そうした課題を解決し、VDIを簡単に導入できる切り札が登場した。

2016年12月12日 10時00分 公開
[ITmedia]

 ワークスタイル変革や情報漏えい対策として人気の高い「仮想デスクトップインフラ」(VDI)。クライアントPCのデスクトップ環境を、仮想化技術を使いサーバで集約して利用する仕組みだ。近年、多くのユーザー企業が、このVDIを導入・検討している。調査会社のIDC Japanも「法人向けクライアント端末の仮想化」が2020年に42.3%まで拡大すると発表するなど、今後もユーザー企業のIT管理者にとってVDIは重要な技術である可能性が高い。

 しかしVDIは、システム構築や運用に課題が多いのも事実だ。関連するコンポーネントの多さから導入は極めて複雑だといわれている。例えばセキュリティを担保した上で、社外からもアクセスができるネットワーク構築や、障害時の原因究明などは課題として挙がりやすい。日々の運用ではシステム全体を考慮する必要があり、IT管理者には豊富な知識と経験が求められる。しかもシステム導入までには膨大なステップがあり、試験期間は長期間にわたる。VDIに魅力を感じていても、試験導入で挫折をするユーザー企業は少なくないだろう。

 こうした課題を解決しVDIを導入する手段があるという。もちろんコストにも配慮したやり方だ。以降ではIT管理者の負担を減らし、VDIをスムーズに構築・運用する方法を紹介しよう。


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