「使えて当然」になりつつある企業ネットワーク。信頼性確保のために、ネットワークインフラベンダーとの連係は必須だ。しかし、その「違い」はどこで分かるだろうか。
ネットワーク構築や運用を手掛ける企業にとって、自分たちが提供するサービスの差別化ポイントをユーザー企業に示しにくい。その理由の1つに「つながって当然」というユーザー企業側の意識がある。どんな機材やサービスを使っても、「つながるのが普通」なので、その先にあるシステムの構成はユーザーから見えにくい。
もう1つの理由は、それぞれの企業に合わせて構築したネットワークの場合、その性能や品質が数値などの客観的な定量指標で示しにくいことだ。ネットワークインフラ業界は「明確な理由もない安いサービスは、それだけの理由がある」という暗黙の常識がある。だが、そうした“事情”もあまり表に出てこないので、ユーザー企業は導入機種の選定や効果検証を価格だけで判断しがちになる。
そうした状況において、ネットワークインフラベンダーはどのようにしてユーザー企業に自分たちの特徴や採用するメリットを訴えようとしているのか。その1例から、現代ネットワークインフラの構築でユーザー企業が今注目すべきポイントを探ってみる。
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