デフォルトのDockerは永続ストレージをサポートしていなため、コンテナの削除によってデータも失われる。だが、ここで紹介する方法を使えば永続ストレージを利用できる。
コンテナ技術を使えば、アプリケーションの作成、管理、実行を非常に効率化できる。例えば、「Docker」を実行する物理ホストは、スケジューリングとメモリリソースを効率的に使用して、数百のコンテナを同時に管理できる。
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コンテナは、基盤となるOSの機能を使用して、ネットワークやストレージにアクセスするアプリケーションに必要なプロセスを集約したものだ。
コンテナ間のプロセスは、「cgroups」や「名前空間」などの運用特性によって分離される。そのため各コンテナには、サーバでインスタンスが1つだけ実行されているように見える。
コンテナの当初の目的は、コンテナを一時的または過渡的なものにして、特定の需要やワークロードを管理できるようにすることだった。コンテナは必要なときにアプリケーションを実行するのに効果的な方法だ。だが、(デフォルトでは)コンテナを削除するとコンテナの全データが失われるという事実が、永続ストレージが望ましいというよりもむしろ必須であるデータベースなどのアプリケーションを実行する上で問題となる。
Dockerには、コンテナの有効期間中に永続データを実現するメカニズムが用意されている。
Dockerコンテナに永続ストレージを用意する方法には、
の4つがある。
データボリュームは、ホストのファイルシステム内のディレクトリ(一般に「/var/lib/docker/volumes」)で、ここにコンテナの永続データを格納する。
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