ITインフラの性能を左右し、根幹を支えるストレージ。最近ではディスクからフラッシュへの移行や重複排除など、関連技術の発展で飛躍的な性能向上を見せている。その実態をアサヒグループなど導入企業の事例を基に紹介する。
ITインフラを構成するハードウェア要素の中でもストレージは、全体のパフォーマンスや運用性を大きく左右する存在だ。特に近年は仮想化技術により、さまざまなシステムを統合したプライベートクラウドが増え、ストレージに対してより多くの入出力負荷が集中するようになってきた。ストレージ側も進化し、ディスクからフラッシュへと主役が交代しつつあるなど、飛躍的な性能向上を期待できる状況になっている。
本コンテンツでは、こうした重要な役割を担うストレージ基盤を刷新することで、ITインフラが抱えていた課題を劇的に改善した導入企業の事例を紹介する。アサヒグループではベンダー8社を比較検討し導入した結果、処理速度向上だけでなく、消費電力や設置スペース節約やTCO削減にも効果があった。また、ヤフーでは3日かかることもあったバックアップが数時間で終わり、運用コストは12分の1に下げられたという。導入検討の実態とその効果について、詳しく見ていこう。
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