「インフラ構築に1カ月」は時代遅れ すぐ構築、簡単運用を実現する方法とは新しいデジタル時代のインフラの形

仮想化やクラウドの登場により、企業が抱えている多くの課題を解決できた一方で、新たな課題が生まれている。その課題を解決できる新しい企業インフラの形を紹介する。

2016年12月22日 10時00分 公開
[ITmedia]

 10数年前には影も形もなかったのに、今では当たり前のように使われている技術は多々ある。コンシューマーの領域ではスマートフォンが代表例だろう。一方、企業システムの観点では「仮想化」や「クラウド」が欠かせない要素となっている。

 しかし、どんな世界にも「銀の弾丸」はない。仮想化技術やクラウドサービスの導入によって解決できた課題もあるが、同時にまた新たな課題も生まれている。

 確かにハイパーバイザーを活用することによって、物理サーバのときと異なり、CPUをはじめとするコンピューティングリソースを集約してコスト効果を高めつつ、必要なリソースを手軽に入手できるようになった。その上で動作するアプリケーションも、停止することなくサーバ間を柔軟に移動することができる。新規システム構築時、あるいは公開時に仮想化やクラウドの選択肢を考えないケースはほぼないだろう。

 一方、手軽に構築できるが故に管理すべきインスタンスが無秩序に増加し、管理負荷が増大しているといった問題が生じている上、データを格納するストレージのパフォーマンスに物足りなさを感じる声も浮上している。例えばサーバを仮想化しても、仮想化を前提に作られていないストレージを利用している場合、パフォーマンスや拡張性の面でどうしても無理や無駄が生じているケースは少なくない。サーバ自体はスケールアウトできるのに、ストレージが追随できていないのだ。

 このように仮想環境またはクラウド環境を前提とした企業インフラが抱える新しい課題に対して、どのように対処すればいいのだろうか。本稿で紹介する。


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