情シスしか使えないBIを全員が使えるBIへ、現場はどう変わる?リプレース事例で検証

専門知識が必要で社内普及が進まないことの多いBIツール。しかし、大洋製器工業では社員の8割が自在にあるBIツールを使いこなしている。なぜこれほど普及、定着したのか。秘密を解説する。

2017年01月06日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン運営事務局]

 「こんなはずじゃなかった……」とは、BI(ビジネスインテリジェンス)ツール導入の決断を下した経営層から少なからず聞かれる声。何が「こんなはずじゃなかった」のか?

 BIツール導入の目的は、売り上げデータや原価データ、生産データなど、自社に存在するさまざまなデータを収集・統合、分析し、見えにくいビジネス指標を分かりやすく可視化したうえで、経営戦略や業務改善につなげていこうというもの。しかし、多くの場合、BIツールを使いデータ分析を行うのは、情報システム部門(以下、情シス)などの分析スキルのある部門のみに限られてしまい、分析結果は社内に共有されないままだ。現場では、一向に業務改善が進まず、「こんなはずじゃなかった……」となってしまうのである。

 これが、BI導入企業の陥りがちな“わな”。そこで、次項では、それまでのBIツールを「社員全員が使えるほど操作が簡単なBI」へリプレースし、現場自らがデータ分析、次々と業務改善を行っている企業の事例を紹介する。リプレース後1年余りで、社員の8割が利用しているという、そのBIツールとは?

※本稿は、キーマンズネットからの転載記事です。


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