サッポログループが実現、グローバルIT基盤の刷新とそれを支える運用管理“『酒』『食』『飲』を手掛けるユニークな「食品企業」”を支える新しいIT基盤

国内酒類や食品・飲料など多くの事業を展開するサッポログループは、事業改革を進めるためにグループIT基盤を短期間で刷新した。刷新はどのように実現したのだろうか。

2017年01月13日 10時00分 公開
[ITmedia]

 「ヱビスビール」や「黒ラベル」「麦とホップ The gold」「極ZERO」など、多くのファンを持ち、ビール・酒類で知られるサッポロビール。昨年に創業140周年を迎えたサッポログループは、国内酒類事業の他、国際、食品・飲料、外食、不動産の5つの事業を展開している。昨秋には、10年後の創業150年に向け「サッポログループ長期経営ビジョン『SPEED150』」を策定、コア事業を『酒』『食』『飲』の3分野と位置づけ、そのユニークな強みを活かし特長ある商品・サービスをグローバルに展開し、国内のみならず、世界に潤いと豊かさを提供できる「食品企業」となることを目指している。

 サッポログループは、2016年を最終年度とした中期経営構想の下で事業改革に取り組んできた。その中で、グローバルでのグループIT基盤の最適化が重要項目に掲げられ、この実現に向けてサッポログループマネジメントのグループIT統括部は、短期間でのIT基盤刷新に乗り出した。

 「従来、グループ会社ごとにシステムの“サイロ化”が進行しており、OSやアプリケーションもばらばらな状態でした。そこで当社は、標準化を強力に進めるとともに、オンプレミスとクラウドを適材適所で使い分ける『ハイブリッド型』に移行することで、総保有コスト(TCO)を削減しようと考えました」とサッポログループマネジメント 取締役 グループIT統括部長の石原 睦氏は改革の基本方針を説明する。この基本方針の下、サッポログループはどのようにしてハイブリッド型に移行したのか。その方法を紹介する。

NTTコミュニケーションズの記事を一部変更して転載したものです。



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