今や大学生活の必需品となったノートPCやタブレット。その2つの要素を兼ね備えた「Surface Pro 4」の実力を評価する声は少なくない。学生の声から、その魅力を探っていく。
ここ数年、教育現場ではIT活用が急速な勢いで進んでいる。例えば大学の講義や研究では、これまで大量の文献を四苦八苦しながら参照していたのが、ノートPCやタブレットの活用でペーパーレスになり、大量の情報がコンパクトなデバイスに収まるようになった。タブレットの活用は単なる利便性の向上にとどまらず、教育の在り方を根本的に変える可能性を秘めている。
文部科学省が現在推進している「アクティブラーニング」は、教員から学生へ一方通行で知識を授けるこれまでの講義の在り方から、学生が自ら調べ、議論し、発表することを通じて能動的な学びの姿勢を育むことを目指している。こうした学びを推進する上では、いつでもどこでも手軽に使えるタブレットが大いに役立つ。
中でも、特に大学生の間で人気が高まりつつあるのが、レポートやブログなどのドキュメント作成時にはノートPCとして、そしてフィールドワークや動画/画像閲覧にはタブレットと、1台2役の使い方ができる「2-in-1デバイス」だ。その代表的な製品である日本マイクロソフトの「Surface Pro 4」は、学生や大学関係者に役立つ特徴を豊富に備えており、実際に活用してそのメリット享受している人も少なくない(写真1)。
学生はSurface Pro 4のどんなところに魅力を感じているのだろうか。実際にSurface Pro 4を使ってキャンパスライフを送る学生の生の声を聞くと、以下の3つに分かれるようだ。
学生の本分は、言うまでもなく勉学だ。よって学生にとってノートPCは、何よりもまずは勉学のシーンで役立つものでなくてはならない。実際に多くの学生が、普段の学習や研究でノートPCのメリットを存分に生かしている。前述のペーパーレス化の効果は、その典型的な例の1つだ。特に医学部のように大量の文献を扱う学部では、重い紙の教科書や資料を持ち運ばなくても済むため、ノートPCの恩恵は極めて大きいといえる。
鳥取大学医学部医学科4年の野内直子さんは、Surface Pro 4の持ち運びのしやすさを評価する。「軽いのでリュックの中にSurface Pro 4を放り込んでしまえば、キャンパス内の移動がとても快適です。サイズもコンパクトで薄く、場所を取らないので、積極的に携帯して活用しようという気になります」。
重くてかさばるノートPCは、どうしても積極的に持ち出そうという気にならないだろう。薄く軽量なSurface Pro 4なら、どんなシーンにも気軽に持ち出せる。
もちろん講義での使い勝手を評価する声もある。特にスタイラスペンやタッチパネルによる直感的な操作は「大学の講義や研究と相性がいい」と、岡山大学工学部電気通信系学科の盛川瑛亮(えいすけ)さんは評価する。盛川さんが受講する講義の中には、教員が紙ではなくPDFで学生に資料を配布する場合もある。その場合、学生が紙にPDFを印刷して講義に持参することになる。だが近い未来、この紙もなくなり、Surface Pro 4でデジタルノートアプリ「OneNote」を使って資料を開き、それに対してスタイラスペンでメモを書き込むスタイルになっていく可能性もあるのではないか、と盛川さんは語る(写真2)。
山口大学理学部数理化学科1年の寺川智哉さんも、こうした機能を使った講義スタイルに大きな可能性を感じている1人だ。「背面カメラで教科書を撮影してOneNoteに取り込み、その上からスタイラスペンでメモを書き込んだりマーカーを引いたりといったノートのとり方をする学生もいるようです」(寺川さん)
山口大学の教育学部では、2017年度の学部の推奨機種としてSurface Pro 4を採用している。教育学部は将来教員を目指す学生が多い。昨今の小学校や中学校、高等学校ではタブレットを使ったアクティブラーニングが進められている。こうした状況に対処する意味でも、タブレットにもなるSurface Pro 4が役立つはずだ。
学生生活で過ごす時間は、勉学だけに費やされるわけではない。プライベートで友人と交流したり、趣味に没頭したりといった時間も、学生生活の重要な側面だ。せっかく購入するノートPCも、どうせなら勉学だけでなくプライベートの時間も豊かにしてくれるものが望ましい。
その点、Surface Pro 4はノートPCとしてだけではなく、着脱式のキーボードを外せばそのままタブレットとして使える。タブレットとしてのSurface Pro 4は、スマートフォンよりはるかに大画面で、解像度が高いディスプレイ性能を生かして、画像や動画を快適に楽しむことができる。友人と一緒にディスプレイをシェアしたり、1人でじっくり動画コンテンツを視聴したりと、その楽しみ方はさまざまだ。
こうした使い方は一般的なタブレットであれば可能だが、Surface Pro 4はより便利に使えるよう、さまざまな工夫を凝らしている。その1つが、背面に装備するキックスタンドだ。
一般的なタブレットを使って動画を視聴する場合、通常は手で持って画面を見るか、もしくは机に置いて上からのぞき込むスタイルになる。Surface Pro 4は、背面のキックスタンドを使って自立させることができる。従って机の上に画面を立てたまま、手ぶらで動画を視聴できるのだ。ちょっとした工夫だが、このキックスタンドを重宝しているSurface Pro 4ユーザーは少なくない。
学生のアイデア次第で、このキックスタンドはさまざまな使い方ができる。鳥取大学工学部機械工学科3年の竹中佑太さんは、キックスタンドを使ってSurface Pro 4をあえて縦向きに立てて利用することもたびたびあるという。横書きで書かれたレポートや表形式のPDFファイルを表示する場合、画面を縦向きに置くと、より多くの行が表示されて読みやすくなるのだ(前向きに倒れやすくなり、パネルを傷つける可能性があるので注意が必要)。「実験中にデータを参照するような場合には、こうやって置くとより多くの情報を参照できるので、とても作業がはかどります」と竹中さんは語る。
学生がノートPCを所有していることを前提として講義や学務を進める大学が増えつつある中、多くの学生は入学時、新たにノートPCを買い求めることになる。その際、ほとんどの学生やその保護者は、入学時に購入したノートPCをそのまま卒業まで使えるものだと想定している。
日常使いをするノートPCにとって厄介なのが、故障やトラブルだ。講義にプライベートにフル活用すると、常に持ち運ぶことになり、振動や落下の衝撃による故障の心配が常について回る。
鳥取大学の竹中さんは「広いキャンパスの中を自転車で移動している間に、ノートPCが故障するケースも少なくありません」と語る。自転車の振動でノートPCが故障してしまったり、中には急ブレーキをかけた反動で、かごからノートPCが落ちてしまったりすることもある。衝撃や振動に強いことは、普段の用途においても非常に重要だ。
ノートPCの内部機構で、振動や衝撃によって壊れやすいパーツの1つが、可動部が多数あるHDDだ。大事なデータが入っている部品だけに、そう簡単に壊れてしまっては困る。
Surface Pro 4は記憶媒体としてHDDの代わりにSSD(ソリッドステートドライブ)を使っている。HDDと比べ衝撃や振動に極めて強く、そう簡単には壊れない。そのため普段から気兼ねなく、どんなところへも持ち出せるのだ。こうした工夫により「Surface Pro 4なら安心感が高いと思います」と竹中さんは語る。
一方で、入学時に「これだけのスペックがあれば十分」と判断して購入したノートPCも、ひょっとしたら2年後、3年後には旧式化して、満足な性能を発揮できなくなってしまう可能性がある。高額な出費を覚悟して買い換えるとなると、費用を負担する保護者にとって負担が重い。
その点、Surface Pro 4が採用するCPUの「Core」シリーズなら、現時点で最新の設計に基づいているため、そう簡単に能力不足となることはない。スペックの面から見ても、Surface Pro 4であれば、入学から卒業まで長く快適に使うことができるだろう。
以上で見てきたように、現役の大学生は、あらゆるシーンで使いやすい端末としてSurface Pro 4を高く評価している。言うまでもなく、ノートPCやタブレットは学びや遊びという目的を達成するための手段にすぎない。だが手段としての道具の使い勝手やコストパフォーマンスが悪いと、学びやプライベートでの活用に支障が出るだけでなく、ITを積極的に活用しようという機運にも水を差しかねない。
学生のキャンパスライフを支援し、ひいては大学全体のIT教育の取り組みを底上げするために、ノートPC選びは慎重に行いたいところだ。本稿で紹介した学生の声からも分かるように、実際にSurface Pro 4を便利かつ快適に使いこなしている学生は少なくない。こうした事実を踏まえると、Surface Pro 4は現時点において最も安心できる選択肢の1つであることは間違いなさそうだ。
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