新しい働き方を成功に導く、無線LAN環境に必要な“第3”の認証基盤とは何かIDとパスワードの限界を超える

スマートデバイスを活用するためには社内の無線LAN化は必須だ。だが、ユーザーIDとパスワードだけの簡単な認証基盤ではセキュアな環境を構築できない。

2017年04月28日 10時00分 公開
[ITmedia]

 ネットワークへログオンする際のユーザー認証は、長らく「ユーザーIDとパスワードの組み合わせ」が用いられてきた。しかし、セキュリティ専門家らはユーザーIDとパスワードによる認証の限界を指摘しており、その代替となる新たな認証手段の検討と実用化が急速に進められている。

 その最も大きな要因の1つにスマートフォンやタブレットを活用するための無線LAN環境の大幅な進化と普及が挙げられる。近年では、個人利用のみならずビジネス用途としてもスマートフォンやタブレットを積極的に導入する企業が増えている。その機能を最大限に生かすためには社内のネットワーク環境を無線化することが当たり前になりつつある。

 このことはユーザーに大きな利便性をもたらすと同時に、社員が私物端末を無断で社内ネットワークに接続してしまうというリスクもはらむ。そのため、社員の私物デバイスの業務利用に制限を掛ける企業が多いが、あえて私物デバイスの利用を積極的に推進する「BYOD(Bring Your Own Devices)」と呼ばれる動きも起きている。

 BYODは、コストや生産性向上の面で企業に多くのメリットをもたらすが、これを推し進めるにはセキュリティの課題を何とかしてクリアする必要がある。そこで現在注目を集めているのがデバイス認証を含めた「無線LANの統合認証基盤」だ。本稿で詳しく解説しよう。


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