HCI導入で殺到する質問、「バックアップはどうする?」に答える中小企業“ひとり情シス”こそ注目したい

サーバやストレージを統合したHCIへの注目度が高まっている。そこで見落とされがちなのがHCIのバックアップだ。中小企業の“ひとり情シス”が考えるべきこととは。

2017年07月26日 10時00分 公開
[ITmedia]

 仮想化やクラウドなどの技術の登場によって、企業システムの集積度は非常に高まり、特にハードウェアコストの削減に大きく寄与してきた。ところが、高度で煩雑な最新技術を応用しているがために、運用コストの方が無視できない状況に陥っている。システムの集積化は、特に小規模な企業にとって有利なはずだが、優秀な技術者を確保することが困難な組織にとって、むしろ重荷になってしまうケースもあるという。

 そこで、中小規模のユーザー企業が注目すべきなのが、「ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)」である。従来は個別に調達して組み合わせてきたサーバとストレージを、検証済みの1つの統合システムとして提供するアーキテクチャや、その製品のことを言う。非常に省スペースで、可用性と管理性に優れており、容易に導入してすぐに活用できる点で人気を博している。

 ところが、このHCIにも課題は残されている。例えばバックアップだ。バックアップをどのように運用すべきかという問題を抱えているユーザー企業は少なくない。従来のシステムと同様にバックアップの重要性に変わりはないが、運用負荷も変わらないため、HCIに求める簡便性が損なわれる可能性があるのだ。

 本稿では、HCIに適したバックアップの仕組みに注目し、その方法やソリューションについて紹介しよう。


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